【キスで顔を交換】累が美醜を巡るドロドロ姉妹百合?
土屋太鳳主演でドラマ化もされた人気漫画・累。そんな累ですが、女性同士のキスシーンがあったり、女同士のドロドロとした関係が描かれていたりと、百合好きの琴線に触れるような作品なんです。今回は、累の百合的な魅力について紹介していきます!28
累ってどんな話?
累-かさね-は、母を亡くし、顔が醜いせいで誰からも嫌われてきた累が、母から受け継いだ「これを塗ってキスをすることで顔を交換できる口紅」と類まれなる演技力で、舞台女優としての道を駆け昇っていく物語です。
累がドロドロ百合漫画であると話題に?
「キスをすることで顔を交換する」という設定で、作中で何度も女同士のキスシーンが出てくる時点で百合感がありますが、実際はそんなものではありません。女同士の、ドロドロとした愛憎が描かれているんです。
醜さゆえに虐げられてきた主人公・累
主人公の累は、顔の醜さから誰からも蔑まれ、世界に対して憎しみを抱いた少女です。一方でその演技力は神がかっていて、一度見たものは魅了されずにはいられません。
美貌を持ちながらも燻っている女優・ニナ
丹沢ニナは、人々を魅了する美貌を持ちながらも、とある病気を抱えているせいで舞台女優として燻っている女性です。ちょっと高飛車な面もありつつ、純粋で幼い少女のような一面もある彼女。累は彼女と顔を交換し、丹沢ニナとして舞台の上に立ちます。
悲劇の少女・野菊
累の腹違いの妹である野菊は、実の父親に母を監禁され、美貌の女優「淵透世」としてのふるまいを強要されます。淵透世とは、累の母である誘が、野菊の本当の母である透世の顔を奪って女優となった姿です。
ニナと累の関係
出会った当初は、累の醜い顔に嫌悪感を抱くニナ。そんなニナですが、物語が進むにつれてだんだんと累への態度が変わっていきます。
顔を交換したせいでしょうか。だんだんと打ち解けていきます。
美しさと演技力。お互いの不足を補い合い、同化していくふたりはお互いにとって欠かせない存在になっていきます。累が丹沢ニナとして成功していくにつれ、ふたりの葛藤も増えていきます。
姉妹の愛憎の物語
醜い姿を持つ累は野菊の美しさに嫉妬し、顔を奪おうとします。一方で、美しい姿を持つことから父親に虐げられ、累の母に実の母の顔を奪われた野菊は、美しさに憎悪を向けています。
そんな二人は、腹違いの姉妹でありつつもお互いを憎みあい、求め、複雑な感情を抱くようになります。
泥沼百合が好きな方にオススメ!
累は、女同士のドロドロした愛憎が好きな方にはぜひオススメの漫画です。百合漫画としてはもちろん、美醜を巡る一人の女性の物語としてもとても良質なので、ぜひ読んでみてください!